乾燥肌の方向け、手作り入浴剤で使用する身近なものと作り方
手作り入浴剤とは
手作り入浴剤は、余った食品や飲み物で手軽に楽しむ事ができると、いまとても人気を集めています。毎日使うために買うにはちょっと高価な入浴剤も、重層とクエン酸を混ぜるだけで簡単に作れて、しかもうれしい効果を実感できます。
クエン酸は皮膚につくことで、皮膚表面が弱酸性になり、細菌の繁殖が抑えられ、しかも浴槽の湯垢を防ぐ効果もあるんです。普段はあまり入浴剤を使わないという方も、家にある物でぜひ試してみてはいかがでしょうか。
入浴剤のつくり方
入浴剤の作り方はいたって簡単。重曹とクエン酸を混ぜるだけです。入浴剤を追い炊きは便利ですが、入浴剤を使っているときは控えましょう。風呂釜を傷めるおそれがあります。
しかし、重曹やクエン酸は元々お掃除で大活躍する自然由来の成分。お風呂の汚れを落とす効果は期待できるので、お風呂の残り湯にイスや桶をつけてしばらく置いておくなどの活用方法もあります。
手作り入浴剤を使った後の注意点
重曹やクエン酸のようなお掃除掃除にも使える物は別として、食べ物や飲み物を使った時は、なるべくその日にうちにお湯を捨ててお掃除して下さい。有機質の入浴剤を入れたお湯は腐敗しやすく、成分によっては長時間浴槽に入れたままにすると素材を傷める場合もあります。
重曹やクエン酸の入浴剤を入れたお湯は、洗濯機の残り湯洗いに使っても問題ありません。しかし、食用色素を加えて色をつけた際は、服に色うつりするおそれがあるので残り湯洗いの利用を控えてください。
手作り入浴剤におすすめの材料
ハーブやお花
色を付ける他にも、型に入れる前にあらかじめ型の底にドライハーブやドライフラワーなどを敷き詰めておくと、見た目も華やかな入浴剤が完成します。お風呂の中でハーブやお花が浮くのが楽しめますよ。香りをつけるときは、水を加える前に少しずつアロマオイルを加えて混ぜ合わせてください。色々なパターンのものが作れるので、何個でも作ってみたくなります。
野菜の葉や皮などを利用するのもオススメ
毎日の料理で余ってしまった野菜を利用して、身体を芯から温めましょう。今まで捨てていた部分を有効活用できるので、安価で出来て非常におすすめです。
みかん
みかんの皮を5~6個分を1週間乾燥させます(電子レンジで乾燥させてもOK)パリパリに乾いたらお茶パックや木綿袋などに入れて、湯船に入れます。お湯の中でもむと、薄くみかん色がにじみでてきます。輪切りにしたみかんを入れると香りが増すしオシャレです。
よもぎ
よもぎの葉を1週間ほど風通しのいい場所で乾燥させます。パリパリに乾いたらお茶パックや木綿袋などに入れて、湯船に入れます。(香りが強いので、好みで量を加減しながら入れるといいです)
大根
大根1本分の大根の葉を1週間ほど風通しのいい場所で乾燥させます。パリパリに乾いたら細かくきざみ、お茶パックや木綿袋などにいれて、お湯を入れる前から湯船に入れておく。
牛乳
牛乳約1リットルを湯船に入れ、よくかきまぜます(スキムミルク大さじ4~6杯でもOK)においが気になる人は量を減らして湯上りにシャワーで流しましょう。
乾燥肌の方はオイルを足してみよう
オーガニックのアロマオイルを入浴剤に混ぜることで、乾燥肌の予防改善効果が期待できます。オーガニックのアロマオイルは、自然由来の植物100%でできているので、より自然に近い良質な香りを楽しむことができ、体への負担も軽くなります。
なにより、自然のサイクルを重要視した地球にやさしい製品です。オーガニックとは有機栽培という意味ですが、化学肥料や農薬を使用していない土壌で育てられたものや、遺伝子組み換えの種を使わない栽培の基準が用いられたものを指します。
つまり、オーガニックのアロマオイルは、有機栽培の植物が原料になっていて、植物の花や葉、種子、樹脂、根などから抽出されたエッセンシャルオイルということです。作られる工程では、化学薬品を使用せず、オーガニックの厳しい基準に基づいて育てられた植物を原料としており、もちろん農薬なども用いられていません。
したがって、アロマバスなどのスキンケアに用いる際も、肌への負担が少なく安心して使用できます。最初は少量から、肌の様子を見ながら適宜増やしていくようにしましょう。
最後に
手作り入浴剤の作り方と使う際は、排水溝や循環口を詰まらせないよう注意して下さい。刺激が強いと感じた場合や、小さなお子さん、肌の弱い方はじゅうぶんに注意して下さい。
入浴途中で体調の不良を感じた場合は、ただちに入浴を中止して下さい。入浴後のお湯はすぐに捨てて洗浄しましょう。以上の注意点を守って、オリジナルの入浴剤作りを楽しんでください。