■本サイトはプロモーションが含まれています

エイジングケアに良い成分、レチノールとは?おすすめのレチノール配合化粧品

最近、美容業界で注目されている成分の1つに「レチノール」があります。「エイジングケアには欠かせない成分」「万能の若返り成分」「肌に輝きと潤いをあたえる奇跡の成分」など、話題にも事欠かない魅力的な成分です。

ただ実際に「なぜエイジングケアに効くの?」「使ってみたいけれど注意する事はある?」「レチノールってそもそもどんな成分なの?」といった感じで、一般の女性であれば、疑問に思うことも多いはずです。

そこで今回は、レチノールの基本的な機能や効果を解説するとともに、今売れている人気のレチノール配合コスメをいくつかご紹介したいと思います。

同じレチノール配合化粧品でも、お肌の状態やタイミングによって、おすすめのコスメも変わってきますので、そういったポイントを踏まえつつ、ぜひ参考にしてくださいね。

レチノールとは?

レチノールとは、ビタミンA(デヒドロレチノール、デヒドロレチナール、デヒドロレチノイン酸)の総称で、一般的にはビタミンAのことを指して用いられます。

ビタミンAは、肉・魚・卵・乳製品などの食品に含まれる脂溶性のビタミンで、目や皮膚の健康を維持し、細菌やウイルスから身を守る働きを持っています。

ビタミンAが不足すると、皮膚や粘膜が弱くなって、肌が乾燥したり荒れやすくなってしまいます。

ビタミンAは広義にはレチノイドを同様に使用されることがあり、レチノールだけでなく、レチナール、レチノイン酸を含みます。

レチノイン酸は、欧米では40年以上前からニキビ治療薬として認可され広く使用されており、1997年にはアメリカの食品医薬品局にシワなどの光障害皮膚の改善剤という新効能医薬品の第1号として認可されています。

一方でレチノールは、レチノイン酸ほど有意ではないもののシワに対して有用であり、レチノール酸配合クリームの使用において皮膚刺激も認めらませんが、非常に不安定で熱、光および酸素に対して非常に弱いという特徴を持っています。

レチノールは、2017年に医薬部外品シワ改善有効成分に承認されている、いま大注目の成分です。

レチノールの特徴

レチノールはヒアルロン酸とコラーゲンの生成を促す特徴があります。

ヒアルロン酸は表皮層や角層においても密接に隣接した細胞間に網目状に高濃度で存在することが確認されており、表皮細胞間において増殖・分化・移動・接着といった基本的な細胞機能と密接な関係があり、下層細胞間の細胞外空間維持、上層の細胞への栄養供給、老廃物の排出促進などの機能が明らかになっています。

加齢にともなう表皮ヒアルロン酸の減少は皮膚機能の低下に関与すると考えられており、表皮ヒアルロン酸の産生を促進することは抗老化において重要であると考えられます。

コラーゲンは、真皮に存在する線維芽細胞から産生される白い紐状のタンパク質からなる丈夫な太い繊維で、膠質状の性質を持ち、内部にたっぷりと水分を抱えながら皮膚のハリを支えています。

コラーゲンはコラーゲン分解酵素であるMMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)によって分解されることで、産生と分解が行われて、代謝しています。

紫外線を浴びると、MMPが活性化し、コラーゲンを必要以上に分解し、結果的にコラーゲンが減少することが知られています。

レチノールは、表皮ヒアルロン酸合成促進のほかに、コラーゲンの合成促進作用が報告されています。

レチノールの効果

レチノールはコラーゲンやエラスチンの生成をサポートし、肌にふっくらとしたハリと弾力を与える効果があります。

また、肌の生まれ変わりを助けるターンオーバーを促進して古い角質を剥がれやするので、目のクマやくすみケアにも有効です。

エイジングケアに嬉しい美容効果が気になるシワ・ほうれい線にしっかりアプローチしてくれます。

レチノールの副作用は、「レチノイド反応」と呼ばれ、肌が熱を持ったり、赤みを帯びることがあります。

レチノイン自体がピーリング作用があるため、肌を剥がして古い角質を落とす効果があります。その作用が人によっては、肌への負担となる事もありますので、敏感肌の方の使用は要注意です。

ただし、レチノールは、レチノイン酸と比較すると、副作用も低く、比較的安全に利用できる成分になります。

レチノールは濃度が0.1%もあれば、肌に作用します。効果を発揮しつつも肌が炎症を起こさないレチノールの濃度は0.1~0.3%です。

いきなり高濃度のレチノールを試すのではなく、濃度0.1%のものから試していきましょう。それ以上のレチノール濃度の商品は、肌へ負担がかかる場合もあります。

レチノールとレチナールの違い

レチノールは、レチノール→ レチナール→ レチノイン酸というように酸化による変換を経て、生理活性として主に上皮組織の分化増殖の制御を担っており、作用の大部分はレチノール酸であることが知られています。